サラリーマンを長くやっていると完璧主義になりがちです。
そんな私も20年以上サラリーマンをやっていまして、準備を万端にしてから仕事に臨もうという癖がなかなか抜けませんでした。
完璧を目指すことはいいことだと思いますが、実は完璧主義には大きな欠点があるんです。
私は7年ほど前から副業でインターネットを使ったビジネスをしているんですが、当時はこの完璧主義が原因で何度も失敗を繰り返していました。
「これを完璧に仕上げたらはじめよう」などと、完璧を目指すあまりいつまで経ってもビジネスをスタートさせることができなかったんです。
当然、作業はこなすんですが収入に結びつかない、そのうち自分がやっていることに自信を持てなくなり新しいノウハウやテクニックを探し求めて商材を買いあさるという負のスパイラルに陥っていました。
その結果、稼ぐために始めた副業で残ったのは300万円を超える借金だけでした。
完璧主義者こそ不完璧
「そもそも世の中に完璧などない」ということを覚えておいてください。
「一体どこまで行けば完璧なんでしょうか?」
「一体いつになったらスタートできるんでしょうか?」
完璧主義者の最大の弱点はスピードが遅いことです。
インターネットが普及してスピードが求められる情報社会で、完璧を求めていたらチャンスに乗り遅れて置いてきぼりにされてしまいます。
気付いた時には流行は去っていて時間と労力とお金を無駄にすることになります。
「幸運の女神には前髪しかない」という諺(ことわざ)があります。
この諺の意味は、「チャンスは待ってはくれないのでチャンスがやってきたら逃さず掴め」ということです。
幸運の女神に後ろ髪はないので、チャンスが目の前を通り過ぎてから慌てたとしても掴むことはできないのでスピード感は大切です。
だからこそ完璧主義者は不完璧な結果に終わることが多いんです。
完璧主義者の末路
私は『完璧主義をやめる』というマインドセットを身につけたことで、会社の仕事も副業のビジネスも結果が出るようになりました。
完璧を求めていた頃は仕事のスピードが遅くクレームが入ることもちょくちょくありました。
私は営業の仕事をしていますが、営業の現場ではスピードを求められることがよくあります。
そんな時に完璧を目指していたら「アイツは仕事が遅い」「いつまで待たせるんだ」「アイツは仕事ができない奴だ」というレッテルを貼られてしまいます。
そう、一瞬で積み上げてきた信用を失ってしまうわけです。
スピード感を持って的確に対応するには経験も必要ですが、まずは動く、動きながら上手くいく方法を模索する、上手くいかなければ改善する、これで大抵は上手くいきます。
完璧主義者にならず計画50%でスタート
計画50%、発見50%くらいで考えておくと丁度いいです。
たとえ自分の中で計画は完璧だ100%だと思ったことでも、実際にやってみると新たな発見が必ず出てきます。
「この方法にこのやり方を加えたらもっと上手くいくんじゃないかな?」
「これも追加したらお客さんにもっと喜んでもらえそうだな」
というようなことは、仕事をしていれば当たり前のように起こります。
実際、お客さんの意見を聞くことで今まで気づけなかった点に気づいたり、さらに上手くいく方法が見つかったりすることはよくあります。
「こうしたらいいんじゃないか!」という発想が浮かんだらやってみる、上手くいかなければ改善する、もっと良くなるようにさらに改善する。
そうすることで新しい発見があり良い結果に結びつきます。
完璧主義者にならないために
頭のいい人に完璧主義者が多い傾向があります。
なぜなら、考えることが得意で頭の中で事細かにシュミレーションができるからです。
私のような頭の悪い人間は考えるのが苦手なので、頭でごちゃごちゃ考える前にある程度の方向性が決まったら行動に移します。
科学者のように研究することが目的であれば、頭のいい完璧主義者が上手くいくでしょうが、私のような一サラリーマンであればいち早く問題解決できる行動力の方が重宝がられます。
完璧主義にならない方法はさっきから何度も書いていますが、思い立ったら即行動する、上手くいかなければ改善する、もっと上手くいくようにさらに改善する、これが全てです。
それなので、私は他の社員よりも行動が早いのでお客さんからの信頼も厚く毎年コンスタントに5億円以上売っています。
副業でもお客さんからの意見をすぐに取り入れて改善を繰り返しているので、商品のクオリティーが上がりさらに売れます。
そう、これらの結果は私が完璧主義者ではないからなし得たことです。
思うように結果が出ないと悩んでいる方は、おそらく頭がいいので考えすぎて行動できていないだけだと思います。
まずは、今よりも少しだけ早く行動に移してみませんか?
きっとこれまでとは違った結果を得ることができ、完璧主義から脱却して良い結果を得られるようになるでしょう。
おバカな私ができているので、賢いあなたにできないはずがありません。